DTPでよく使うエクセル関数の使い方を丁寧に紹介【文字位置を調べるFIND関数と文字を抽出するLEFT関数】

テキスト整形用関数の紹介第3弾は、文字列内のある文字の位置を知る関数と、文字を抜き取る関数となります。 目次 はじめに FIND関数 LEFT関数 住所からビル名を除いたものを取り出す 具体例 はじめに 文字の位置を調べるFIND関数 文字列の左端から指定された数の文字を調べるLEFT関数 これらは、テキスト整形においては単独で使用することは余りなく、2つを組み合わせて使用することが多い関数です。 使用する場面は、あるセル中の文字列のある文字の直前までの文字列を抽出する場合です。 具体例として、スペースなどが挿入された、ビル名まで入力された住所の内、ビル名を除いた住所を取り出したい時など。 ではどのように2つの関数を組み合わせて使用するのかを見ていきましょう。 ある文字の位置を調べるFIND関数 FIND関数は、指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。 FIND 関数では、既定の言語の設定に関係なく、1 バイト文字も 2 バイト文字も、各文字が常に 1 つとして数えられます。 FIND関数の書式は以下の通りです。 =FIND(検索文字列, 対象[, 開始位置]) 「検索文字列 」必須。 検索する文字列を指定します。 「対象 」必須。 検索文字列を含む文字列を指定します。 「開始位置」省略可能。 検索を開始する位置を指定します。 対象の先頭文字から検索を開始するときは 1 を指定します。 開始位置を省略すると、1 を指定したと見なされます。 参照: FIND 関数、FINDB 関数 - Office サポート 使用例は以下の通りです。 例1:全角スペース(全角アキ)の位置番号を調べる A2:山田 花子 =FIND(" ",A2) 結果:3 例2:半角スペース(半角アキ)の位置番号を調べる B2:東京都港区麻布百番100-100 山田百番ビル =FIND(" ",B2) 結果:17 例3:ハイフンの位置番号を調べる C2:000-0000 =FIND("-",C2) 結果:4 文字列の左端...