Excelのセル内改行コードについての、ちょっとした疑問
Windowsにおいて、 Microsoft Excelのセル内改行コードは、 LF(0x0A) Windows OS標準の改行コードは、 CR+LF(0x0D0A) なぜ、違うのか? それは、Excelは当初Mac用(Macの改行コードはLF)のアプリケーションとして開発された為。 との文言を散見する。 実のところどうなのだろう? Excelの発売年は1985年。Macintosh版として。OSはSystem 2.0。 Macの改行コードは、 OS9までは、 CR(0x0D) OSXは、 LF(0x0A) なのだが、 実は、Mac版Excelのセル内改行コードは、OSXでも CR(0x0D) なのである。 実際、CHAR関数でセル内改行を表記するコードは、ASCIIコードの10進法での表記で表すが、 Windowsでは、CHAR(10)←LFを表す Macでは、CHAR(13)←CRを表す である。 故に、 「Excelは当初Mac用(Macの改行コードはLF)のアプリケーションとして開発された為」 と言うのは 当たっていないのではないか 。 因みに、Macにおいて、セル内改行を含むセルをコピーして、InDesignにて作成した表にペーストすると、Macのセル内改行がCRであるので、この前後で2つに別れて2つのセルに入ってしまい、結果行がズレて事故のモトになる。 これ故に、セル内改行が大キライなのである。(Windows版InDesignについては、残念ながら存じ上げません。あしからず。)