投稿

10月, 2021の投稿を表示しています

【Vol.1】13 The HTML syntax|HTML文書を読んでHTMLにより詳しくなる!

イメージ
原文 13 The HTML syntax Note This section only describes the rules for resources labeled with an HTML MIME type. Rules for XML resources are discussed in the section below entitled "The XML syntax". HTML Living Standard 訳文 13 HTML構文 注 この節では、HTML MIMEタイプとして扱われるものの規則についてのみ説明する。XMLリソースの規則については、以下の「XML構文」の項で説明する。 用語と訳の解説 syntax (linguistics) the way that words and phrases are put together to form sentences in a language; the rules of grammar for this (computing) the rules that state how words and phrases must be used in a computer language ある言語において、単語や句が組み合わされて文章を形成する方法、およびそのための文法規則 コンピュータ言語の中で、単語や句をどのように使用しなければならないかを定めた規則 Oxford Advanced Learner’s Dictionary (言語学の)統語論、統辞論、構文論 文がどのような構造を持つかを研究する言語学の一分野。文はより小さい単位から成り立つが、その各単位間に見られる文法規則を、何らかの構造論的根拠を持って明示することを目的とする。 精選版 日本国語大辞典 つまりsyntaxとは、文章を作る 規則・文法 のこと。 また「 構文 」の意味は、本来「 文の構造。文章の組み立て 」で「 文の構造の規則=文法 」を意味しないが、 IT関連では「文法」の意味で「構文」と呼ぶ ことが多い。 故に、 syntaxの訳語は、「文法」ではなく「構文」とした 。 resources 恐らく「 HTML文書を記述するのに必要な、DOCTYPEや要素など 」を指すものと思われるが、要は「 第1

【Vol.0】翻訳の方針と目次| Living Standardを読んでHTMLにより詳しくなる!

イメージ
目次 はじめに HTML5が廃止!? 翻訳の方針 13 The HTML syntax 13.1 Writing HTML documents はじめに Web制作をしなくなって早10年。 自身のサイトや知人のサイトの全面更新をせずとも無事にサイトが運用できているのは喜ぶべきことではある。 10年前に構築したサイトは全てXHTMLで書いたものである。 当時はHTML5は世に出て日も浅く、まだブラウザ対応も途上だった記憶がある。 また、スマホやタブレットも普及途上で、考慮外にすることが可能なほどであった。 ただ今となっては、完全に時代に取り残されているのは否めない。 スマホやタブレットは普及し、サイトはスマホやタブレットで見る人の方が多くなり、HTMLもHTML5で書く時代になった。 ということで、スマホやタブレットに対応(所謂レスポンシブ)したサイトにしようという話になり、そうなるとHTML5の勉強しなければ、と相成ったわけである。 HTML5が廃止!? さて、HTML5を勉強しようと思い早速「HTML5」でググったのだが、トップに出てきたのが「HTML5が廃止」である。どういうこと??? 詳細は全面省略して、要はこれまでW3Cで策定していたHTMLの仕様が全て廃止になり、WHATWGが策定していたHTML Living Standardが標準になった、ということらしい。 (経緯を知りたい方は、 どうしてHTML5が廃止されたのか | フューチャー技術ブログ を御覧ください) 翻訳の方針 HTML Living Standard の正式版である 英語版 を読みつつ、 日本語訳版 も参考にする。 原文及び用語を調べた辞書の意味の日本語訳は、 DeepL翻訳ツール にかけ、訳出された内のカタカナ語は、出来る限り漢字語に置き換え、適宜意訳に直していく。 ただし、HTML Living Standardは頻繁に更新されるため、正確な翻訳を目指してもすぐに変更されてしまう可能性があるが、その時点でのものを出来る限り判り易く翻訳していく。 それよりも、 判りづらい原因となる用語の解説や、それを踏まえてどう翻訳したかの解説 に重点を置いていく方針とする。 そのため、 進行がメチャクチャ遅くなる ことを予めご了承いただきたい。